メダカを屋外で飼育する際の注意点

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野外での飼育に関して特に気をつけることは、メダカを外敵から守ることと急激な水温の変化に注意することです。屋内で飼育するよりも簡単に飼育することができますが、屋内には無い危険もたくさんあることを知る必要があります。

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天気の変化と外敵には要注意

屋外で飼育していると、突然の強風で飼育容器が倒れてしまったり、天候の変化によって急激な雨が降り、増水によってメダカが外に流れ出してしまうことがあります。とくに梅雨や台風シーズンには注意が必要です。

また、外敵からもメダカの飼育容器を守らなければなりません。なるべく外敵から飼育容器を遠ざけ、メダカを安全な場所で飼育してあげましょう。天候の変化による急激な水温の変化もメダカにとっては大きなストレスとなりますので、その対策も常に頭にいれておいてください。

以下に、屋外でのメダカ飼育に関して特に注意するべき点をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

容器の水が2/3になったら足し水を

春先から夏場にかけて、特に気温の高い季節では水がどんどん蒸発していきます。水が減ってしまうと、メダカにストレスを与えるだけでなく、水質の悪化にも繋がってしまいます。容器の水が全体の容量の2/3になったら足し水を行い、メダカ一匹辺りの水量を1リットル程度に保つようにしてください。

足し水用の水はバケツ等に水をあらかじめ貯めておき、いつでも足し水ができるように水槽の横に置いておきます。

落下物に注意する

台風シーズンになると、室内と違って野外では様々な落下物によって飼育容器が危険にさらされます。それらも踏まえて、飼育容器の周りにはできるだけものを置かないようにして、強風が吹いても風をよけることができる場所に配置するようにしてください。

また、強風によって水面が大きく波打つと、その勢いで容器内の水と共にメダカが外にはじき出されてしまう可能があります。水槽の上に板を載せて、石等で重しをして台風の強風から水槽内を守るように対策を行ってください。

水温の上昇に気をつける

夏場の直射日光に水槽がさらされると、あっというまに水温が40度近くまで上昇し、メダカに大きなストレスを与えてしまうことになります。高温にも耐えることができるメダカですが、40近い水温では最悪の場合死んでしまうこともあります。

夏場は太陽の光が直接当らないように、必ず日よけ(よしず等)を置いて水温の急激な上昇を防ぐようにしてください。

増水対策

雨や雪がたくさんふると、水槽内の水がどんどんと増えてしまい、容器から水が溢れ出してしまいます。すると、その水と一緒にメダカが外に流れ出てしまい、メダカは死んでしまいます。

最も簡単な増水対策は、容器に板で蓋をしてしまうことですが、これではメダカに太陽の光が当らず、水草も光合成が出来なくなってしまいます。増水の可能性が高まったら板をする等でその場を凌ぎ、可能であれば容器の側面に小さな穴を空け、一定量まで水が増えたら自然に排水されるような仕組みを作ってみましょう。

その際、空けた穴にはスポンジを入れたり、目の細かい網を貼り付けたりして、メダカが穴から流れてしまわない様に配慮しましょう。この様な仕組みにしておけば、雨が降ってもわざわざ板で蓋をする事無く、より自然環境に近い形で飼育容器を維持する事が可能となります。

水が凍った場合は?

問題ありません。メダカは寒い冬を冬眠して過ごします。水面が凍ってしまっても、水槽の底で殆ど動かずに春がくるのを待ちます。ただし、急激に気温が下がって水が凍ってしまったり、水全てが凍ってしまうような寒さの場合は死んでしまう可能性が高まります。

あまりにも気温が下がることが予想される場合は、容器を一時的に室内に移動する等して、別の場所に移してあげてください。

ちなみに、発泡スチロールを水槽として利用すれば、夏場・冬場とも水温の変化が穏やかになります。見た目はともかく、最強の屋外用水槽としても有名です。

キャプテンスタッグ クーラーボックス 発泡スチロール

8Lと18Lの2サイズがあります。キャンプ用ということもあり非常に丈夫で保温性も抜群です。

おすすめの野外水槽

メダカは1匹辺りに必要な水の量は約1~2リットル程と言われています。メダカ本体のサイズも小さいことから、小さなバケツでも十分に野外飼育は可能です。また、見た目を気にしなければ、一つ上の項目で紹介した「発泡スチロール」を利用しても良いです。

そして、メダカと非常にマッチした野外飼育用の水槽といれば「睡蓮鉢」でしょう。ハス科の植物はもちろん、メダカを飼育するにもうってつけの水槽となります。睡蓮鉢と言えば、丈夫で重たい陶磁器で作られたものがイメージされますが、最近は軽くて丈夫な市販のものが多く売られています。


ジェックス メダカ元気 メダカのための飼育鉢 黒370

上記の睡蓮鉢はペット用品の老舗、ジェックスが販売している睡蓮鉢です。軽くて丈夫な上、水抜き用の穴やエアーレーションのホースを通す穴があるなど、使い勝手も抜群。容量は8リットルと12リットル用があります。

ちなみに、野外水槽は雨風に加えて、いつの間にか生息している微生物や植物性プランクトン等の影響で、より自然環境に近い水質になります。室内に比べて飼育数が増えても水質は悪化しにくいというメリットがあります。もちろん、飼育数の増えすぎはNGですが、このサイズであれば10匹~12匹くらいまでは問題無く飼育することができるでしょう。

野外水槽では外敵に要注意

屋外にはメダカの天敵がたくさんいます。野外飼育で特に気をつけたいのが、これらの天敵の存在です。トンボの子供である「ヤゴ」はいつのまにか水槽の中に進入していますし、猫も前足を使って簡単にメダカを捕まえてしまいます。カラスやカワセミ等の鳥も要注意です。

特にカラスは頭が良く、一度場所を覚えてしまうと何度もメダカを捕まえにやってきます。

対策としては、ホームセンター等で販売されている網を水槽にはりつけます。猫やカラスのくちばしが水面に届かないように、網と水面の距離を離して設置するようにしてください。

屋外水槽で注意したいメダカの天敵

  • ネコ
  • 鳥(特にカラス)
  • トンボ(ヤゴ)
  • イタチやタヌキ(山間部に近い場合)
  • タガメ等の水生昆虫

水槽内に発生するメダカの天敵「ヒドラ」

屋外水槽だけでなく、屋内水槽にも発生する可能性があるやっかいな生き物、それがヒドラです。ヒドラは毒針を持った触手でメダカの稚魚を捕らえて食べてしまいます。そして、このヒドラは分裂を繰り返して増えていきます。しかも、切っても切っても再生するため、非常に駆除がしずらい水生動物なのです。

ヒドラは1固体を発見したら、100固体はいると言われる程のスピードで増殖していきますので、ヒドラを発見したら、基本的には水槽のリセットが必要になります。

自然界では、ヒドラは田んぼや用水路に生息しており、ミジンコ等を食べて生きています。メダカの水槽に混入してしまう一番の理由としては、エサとして与えたブラインシュリンプの卵と共に進入することが多いとされています。

ヒドラを駆除するには?

基本的には水槽をリセットすることになります。水換えによって水を全て交換するだけでなく、水槽の底砂や水槽内部も綺麗に掃除し、天日干しを行って完全にヒドラを駆除するようにしてください。少しでも生きた個体が残っていれば、そこからまた増殖を繰り返してしまうからです。

また、ヒドラが発生していた水槽に入っていた水草も、できれば交換してしまったほうが良いでしょう。水草に隠れている個体も多いためです。

いつの間にか住み着く水生動物たち

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屋外でメダカを飼育していると、ヒドラ以外にも様々な生き物が水槽内で発生します。小さな二つの目がかわいいプラナリアと呼ばれる生き物や、黒や茶色の紐状のヒル、白くて細いイトミミズや動物性・植物性のプランクトン等です。

これらの生き物は、メダカに直接外を与えるわけでは有りませんので、水槽内の見た目を気にしないのであれば、そのままにしておいても問題ありません。

また、入れた覚えが無いのにいつのまにか発生している巻貝は、購入してきた水草と一緒に水槽内に入ることが殆どです。これらの巻貝は、メダカの食べ残しのエサやメダカのフン、水槽内に発生するコケ等を食べて掃除してくれる有益生物なので、特別駆除する必要もありません。

ただし、増えすぎると水草を食べたり、見た目が著しく悪くなってしまう等の問題点も出てきますので、あまり増やしたくない場合は適度に個体数を調整する配慮は必要になってきます。

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